コバルトブルーからの飛翔

とりとめのない現実について書いていくブログ

私はあなた方の気持ちはわかりません。

 今、永遠のゼロを読んでいます。

 「娘に会うまでは死ねない、妻との約束を守るために」。
 そう言い続けた男は、なぜ自ら零戦に乗り命を落としたのか。

 今七分目まで読んだというところでしょうか。

 

 今日の電車の中で印象的なシーンがありました。

 「特攻隊はテロリストだ。」

 「あのころの日本人は一億玉砕を信じ込んでいた。」

 こんなことをいうジャーナリストを登場させてみて、

 「ジャーナリストは文字から読む職業だ。」

 と。

 「そして、そんなあなたに私の言葉は届かない。」

 といって追い出されています。

 

 僕はジャーナリズムも戦争もそこにあったストーリーもほとんど知らないのでこの本は入門書なのかなぁと思って読んでいるわけですが、なんとなくジャーナリストって泥臭く取材してってイメージだったので、まぁ対比の為に出したのでしょうが。

 

 Amazonレビューを簡単にみると、ほとんどが過去の物語の引用だということですが、そういった過去の物語を再編集してベストセラーにしたということには、戦争理解の足かけという意味では意味深いものなのかもしれませんね。

 Amazonレビューを見ていても、評価を低くする人は過去の文献と比べ、評価を高くする人は純粋に本そのものから受け取ったことを評価している。

 なんだかいろんな示唆がある気がしたのです。