コバルトブルーからの飛翔

とりとめのない現実について書いていくブログ

たまには真面目に愛とか恋とか考えてみた。

 こんばんは。今回は真面目なエントリーです。

 好みって鯛のようで、恋って鰤のようで、でも愛って鯵とか鰯だよね。

 

 「好みのタイプってどんな子?」これ、多分結構色んなところで飛び交う話題ですよね。「ショートヘア」とか「痩せ形!」とか「自分より身長が小さい!」とか「ちょっとぽっちゃり!」とかとか。

 「誰が好きなの?」これに対して「○○ちゃん!」とか「○○くん!」とか、それが前言ってた好みと全然違うともう好みとかよく分かんないですね。

 

 で、僕は気付いてしまったのです。これらめんどくさい日本語を説明する言葉があるということに!!(というか僕なりの勝手な定義です。そしてどうでもいいです。むしろあってるかも謎です)

 

 まず、好みについて。

 鯛って何だよって感じですが。鯛って本当に色んな種類あるんですよね。もうお店に出てるだけで色んな種類がいます。そして総じてどれも綺麗ですよね。(一説によると24種類(鯵も一説によると15種類あることは置いておこう))

 でも鯛って結構調理難しかったりするし、骨が大きくて危険だし、身は柔らかいのに骨は硬いということで、本当に捌きにくいのです。そしてこれって、好みの議論と似てるんじゃないかと。

 見た目は(自分にとって)美しいけど、中の方は見ようともせずに基本的に好みか否かを判断する。そして種類の違いも分かりやすいけど、じゃぁ「真鯛のなかだとどんな真鯛が好き?」なんてことにはならないのです。だから、すごく大枠を見て初心者でも綺麗に見えるのが鯛なんじゃないか。それって好みのことなんじゃないかと。勿論料理人とかの段階になってくると鯛の味わい方とか分かるんでしょうが、僕のレベルだと、、って感じです。あんなに外身は豪華なのに中身はさっぱりというか淡白だったりしますし、なんとなく「こんなタイプが好み」に似ている気がしているのです。

 

 続いて、恋すること。これは鰤ですね。

 鰤と言えば冬の風物詩。寒ブリなんてもうやばいですね。鰤は色んな部位を楽しめるし、料理の楽しみも大きい。何より自分次第でどう食してもいいですからね。この鰤をどう食べよう?とか考えている時点で「一匹の鰤」に焦点が当たっていると思うのです。あれでもなくこれでもなく「この鰤」に集中してどう料理しようか考えます。ここでようやくその個体一つを考えているので一般化した好みとかじゃなく恋だと定義してみました。

 ただ、一匹というと高いし、なかなか買えないし、手元にない感じがするんですよね。で、もしかしたら恋ってそんなものなのかもしれないですね。一人の人の色んな良い面が見えてくる。遠ければ遠いけど近づきたいけど遠いみたいな。でも遠ければ遠い程虹は鮮やかですからねw(経験少なすぎてわからんけど想像とか他の人の話を聞く限りでは

 

 そして、最後鯵や鰯が本当は愛すべき対象なんじゃないかって話ですね。

 は?一匹百円だろ?どこにでも売ってんじゃねーか。アメ横なら15匹500円だぞって思いますよね。僕も思います。でも!ですよ。結局料理する時はその一匹なんです。そして、いつも触れる魚だからこそ、骨が多く身に残ってたり、なんとなく身がくたーっとなってたり、そんなものにも気付けると思うのです。まぁいつも同じ個体を扱ってるわけではないんだけど。でも、人間だって同じようなたくさんの人の群れの中から愛すべき個体を探していくのです。そして、身近なもの程人はおざなりにしてしまうのです。だからそれを一番身近な魚、鯵や鰯に例えてみたのです。本当に愛すべきは手元の鯵なんじゃないのってね。相手のことを考えながら、違いを噛み締めながらそれでも愛する的な。

 

 という小さくて安い魚を大事にしようっていうお話でした。