コバルトブルーからの飛翔

とりとめのない現実について書いていくブログ

手紙

 コブクロの曲で「手紙」という曲がある。(http://www.youtube.com/watch?v=zM2NvtAJ_8I)

 小渕さんの友人が海外青年協力隊に行く為に書いた曲らしい。

 アルバムに入っているだけの曲なのだが、なんだか好きだ。

 歌詞がとっても好きだ。これが「手紙か」と思わされる。

 

 思えば、この手紙という曲とは不思議なものである。

 自分の思っていることを書いているのに、完全に誰かの為に書くのである。

 日々の感謝を示すものや、相手に伝えたいことを伝えたかったりする。そんな歌が多い。思えば、ラブソングとかそういう歌のほとんどって自分の感情を綺麗に写し取ってるもの何じゃないかとさえ思うのだ。だから、歌ってほとんどが自分の為にあるんだと正直思うのだ。それは自分の経験を歌に重ねて共感するとか。(それを相手の為というかもしれないが)

 

 でも、この曲はその一歩先、相手の姿を想像してメッセージまで送っている。

 と思うのである。

 これはきっとなかなかできないことなのだ、というか僕はそこまで踏み込めないのだ。「先のことは分からないけど、ありがとう。」って感じになって終わるのだ。

 

 大学卒業を前にして色々と手紙を書く機会があった。お世話になった人。一緒に何かをやってきた人。。。

 それは手書きのときも、色紙のときも、メールのときもあった。そんな自分が書いた手紙たちを読み返してみると(下書きはパソコンでしてる)、丁寧っちゃ丁寧なのである。多分。

 何故自分があなたに対してそう思っているのか。そんな過程を描き出されている。それこそ客観的な事実とかは書いていると思う。そこそこ分かりやすいんじゃないかとも正直思ってる。

 

 ただ、

 

 「その人へのメッセージってどこ?」

 

 と、思うのである。このコブクロの手紙を聞くとなおさらなのである。

 

 「泣いてしまう程辛いのは、一番頑張った日の証。そんな自分を時々は休めてあげなきゃだめだよ。」

 

 実にシンプルでメッセージ性もあって、憧れるのだ。僕も同じ言葉を贈ってしまいたくなるのだ。こんなメッセージを発してあげたいって。でも、上手く出来ないのだ。というか多分そもそもやろうとしてないのだ。

 

 多分、自分は自分の書くものにあまりメッセージを込めたいとそもそも思ってないのである。もしくは、メッセージを込めることに何か後ろめたさというか、怖さを感じているのであるかとも思う。断言することは苦手だ。僕はあなたのことをこう思って尊敬してたりしてますよー。ってなって終わっちゃう。自己完結。

 

 手紙って難しいよね。本当に。最近すごく思うのです。

 

 「この手紙を送って誰にどうなってほしいの?」

 

 「その人との日々をちゃんと思い出にしたいんです。」

 

 今はまだそんな自分よがりな回答しかできない自分が居るのである。

 

 きっと、だからこの「手紙」のような曲にすごく惹かれるのである。

 

 相手をそっと一押ししてあげられる詩。そんな言葉達を連ねてみたいのだ。

 

以下、コブクロ「手紙」転載

 

君は夢を追いかけ 海を渡る旅人。

僕は見てるだけしか出来ないから、歌うよ。

何もかもが新しい、遠い国での暮らし

あんまり頑張りすぎないで、体は正直だよ。

 

夢中になり過ぎて、本当の自分まで見失わないでね。

いつも一人で考え過ぎて、全部背負ってしまう君だから。

 

泣いてしまう程辛いのは、一番頑張った日の証。

そんな自分を時々は、休めてあげなきゃ駄目だよ。

 

君は夢に問いかけ、日々の答えを探す。

身に付いてゆくものは見えないから、不安で。

だけど心配ないよ、強く信じたものは

君が逃げ出さない限り、裏切らないよ きっと。

 

真っ直ぐな想いはやがて届くから、自分を曲げないで。

いつの日にか一人、また一人と、君の心を受け取ってくれる。

 

君の描いた未来図に、色が一つ増える度に

君の笑顔が華やかに、誰かを勇気づけていくよ。

 

泣いてしまう程辛いのは、一番頑張った日の証。

そんな自分を時々は、休めてあげなきゃ駄目だよ。

君の描いた未来図に、色が一つ増える度に

君の笑顔が華やかに 誰かを勇気づけていくよ。

どんな季節も 意味の無い風は吹かないはずだから、

強く儚く咲く花のように、今を受け止めて

弱い自分に負けないで。